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JAZZY K BLOG

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第15章 暗黒社会人時代(5)

◆暗黒社会人時代最終章◆

 

 

会社を無断欠席して、熊本から佐賀まで原付で帰り、三日後、彼女と同棲しているアパートにも戻らず向かったのは、社長室。

 

 

“お疲れ様です”

 

社長は明らかに怒っている。自分は衰弱しきった状態で、社長の前に座る。

 

K社長は俺に話しかけてきた。

“お前はなんでそんな事したんや。みんなに心配かけて、会社にも迷惑かけて。”

 

 

俺はまだ正常に頭が回らなかったのもあるが、この時の返事はいまでも覚えている。

 

 

 

“俺は、、、

 

漫画家になりたかったんです”

 

 

????

 

 

 

という顔を社長はしていた。

 

”お前、馬鹿か?”

 

 

そう言われたが、俺は自分が漫画家になりたくて会社を辞めたい!という思いを熱く伝えた。確かに漫画家になりたいという思いはあったし、実際週刊誌などにも投稿を何度かした事があったが、なぜこの瞬間に人を怒らせるような返答をしたのか覚えていない、というか、人の事を考える事ができないダメな人間だったのだろう。

 

社長は激昂した。

 

 

 

“まずお前言わないかんのは、謝罪やろが!!!!”

 

それから3時間?4時間だったかな?俺は社長室で説教され続けた。途中からずっと泣きながら。。その当時24歳だったが、24のいい大人が怒られながらベソかいている。情けない俺。最後に社長は俺に言った。

 

“6月まで仕事を続けろ。他の社員の迷惑にもなるし、そこまで続けたら辞めていい。

お前に言っとくが、お前は将来、詐欺師か犯罪者にしかならない。

 

ショックで何も言い返せないまま、その日は帰路についた。

 

 

 

俺は呆然としていたし、最後の言葉がキツすぎて、本当に二度と会社に行きたく無いと思った。5月末まであと3ヶ月。苦痛すぎる。

 

だが、それと同時に、辞める事をちゃんと社長に伝えれたという開放感も同時にあった。

 

 

 

だから、俺は行った。

 

 

辞めていいと言われた6月まで、一度も会社を休まなかった。というか、無断欠勤した3日以外、実は一度も休んだ事は無かったのだ。

 

 

人生のスジを通す事の大切さを、この時少なからず感じていたのかもしれない。

 

 

俺は先輩たちに対してたくさん生意気な事や、裏切ったと思われるような事をしてきたのかもしれない。期待に答える事ができなかったのかもしれない。

 

 

でも、スジは通そう。ケジメはつけよう。そういう思いが、この会社勤務を経て少し身についたような気がする。

 

 

 

6月を迎え、社長に挨拶に行った。

返事はお疲れ様も何もいわれずに、“あぁ”とだけ言われ、部長や他の店長たちみ冷たい目線の中、俺は熊本の会社を退職した。

 

 

 

こうして俺の人生最後の正社員雇用は終わった(と思う)。

 

俺は犯罪者か詐欺師にしかなれ無いのか?

 

その後半年以上、勤めていた会社の夢を度々見て魘されて起きた。

そのくらい自分の中では憂鬱な過去だった。

 

 

 

俺が行きて着く先は、天国か、地獄か。

 

 

 

 

第16章 ヤリチンフリーター時代 に続く

これまでの経歴も良ければお読み下さい→JAZZY Kの経歴(キモヲタからヤリチンまで)