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JAZZY K BLOG

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第14章 暗黒社会人時代(4)

 

ついに俺は店長に辞職の意思表明をした。

 

あまり社員を辞めさせない風潮のある会社だったので、店長は俺を必死に引き止めた。

毎日俺をバカだのクズだの言っていたのにだ。

 

“まぁ俺もJAZZYに色々ひどい事言ったけどさ、お前のためを思って・・・”

 

歯の浮くような薄い言葉は耳には入らなかった。

 

 

そしてこの気持ちは社長まで届く事なく仕事は続いていく。

 

 

俺の鬱病っぽいのはピークを迎えていた。

 

毎朝起きたらベッドの端に座り、死にたい、と1人呟き、遅刻ギリギリに出勤。

 

決して休まなかった。

今となってはこうやって無理してでも出勤していたのが、俺が爆発するキッカケだったのかもしれない。

 

 

この時期、実は俺は熊本で彼女と同棲、というか4人でシェアハウスで暮らしていた。

 

ある朝、彼女の体調が悪く、病院に連れて行ってと頼まれた。

 

 

その時、俺の中で何かが壊れた。

 

 

もちろんその日は朝から仕事、、のはずだった。

 

しかし、会社に何の連絡もせず、彼女を病院に連れて行った。

 

 

案の定店長から電話があった。

それを無視して、俺は店長の留守電に入れた。

 

“彼女が体調悪いので、今日休みます”

(今思い出すと、彼女のせいにして悪かったなぁ)

 

その後電源を落とした。

 

 

そして、彼女の体調が回復しているのを見計らって、俺は原付で熊本から佐賀まで帰った。

 

というか逃げた。

 

 

2月の極寒の中だった。

 

ダウンベストを2枚重ねして、若干雪混じりの雨が降る中、熊本の下道、植木、山鹿あたりを通って行った。バリ山道。

 

寒くて寒くて心折れそうになりながらも、このまま熊本にいるより佐賀に帰りたい気持ちが優った。

 

 

彼女もいきなり帰るといった俺に呆れていた。

 

 

原付で5時間以上かかって家に着いた。

 

携帯の電源を入れると、会社から20回以上の着信。

 

 

とりあえず彼女に電話してみた。

 

すると店長が心配で家まで訪ねてきたとのこと。

 

 

 

俺はなにやってんだ。そんな思いだけがよぎりながら、もう電話をかけまいと思った店長の番号に発信した。

 

“もしもし、、、”

 

“おぉ、JAZZY、みんな心配しとるばい”

 

店長は優しく、少し休んでからでいいから帰ってこいと言ってきた。

 

 

それから2、3日、佐賀の実家や仲間のもとに立ち寄り、色々話した。自分の現状や、もう限界が来ていること。

 

みんな馬鹿やな〜〜と、笑って話してくれた。

 

 

こんな気持ちになる前に、小出しに自分の思いを伝えていけたらよかったのに、と心底思った。

 

 

そして、自分の心も落ち着いたところで、熊本に再び原付で戻って行った。

 

 

 

 

まっすぐ向かったのは、J社の社長室だった。

 

 

 

第15章 暗黒社会人時代最終回につづく!!

これまでの経歴も良ければお読み下さい→JAZZY Kの経歴(キモヲタからヤリチンまで)